ポール・ロビア

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ポール・ロビア
名前	ポール・ロビア (Paul Rovia)
ニックネーム	ジーザス
俳優	トム・ペイン (Tom Payne)
年齢	30代前半

ポール・ロビア（Paul Rovia）は本作中に登場するキャラクター。ジーザスと呼ばれ、ヒルトップで物資調達・スカウト任務・他の共同体との交渉役を務める。

感染拡大後、農業によって自活している共同体「ヒルトップ」にやってきたジーザスはヒルトップのリーダーであるグレゴリーと親交を深め、新たな人員のスカウト任務・物資の調達係・他のコミュニティを見つけて取引契約を結ぶ交渉役を兼任した。

ある日ヒルトップに救世主という悪名高い集団が現れ、リーダーであるニーガンの名の下に「ヒルトップに危害を加えられたくなければ物資の半分を差し出せ」と圧力をかけた。ヒルトップ側は仕方なくそれに従い救世主の支配を受けることとなり、ジーザスをはじめヒルトップの住人達はニーガンの要求を満たすため必死で労働し物資を集めた。

ジーザスは物資調達に出た際にリックとダリルに遭遇し銃を向けられたが、リックとダリルを上手く騙して2人の乗っていた物資満載のトラックを盗んで逃走した。

リックとダリルはジーザスを追跡してトラックを奪還し、ジーザスの手足を緩く拘束してその場に置き去りにしたが、ジーザスは即座に縄をほどいて密かにトラックの屋根に登っていた。

2人はジーザスが屋根に乗っていることに気づくとブレーキを強く踏んでジーザスを振り落とし、逃げたジーザスを追った。 ダリルはジーザスをトラックの中で追い詰めたが、車内で暴れている間にトラックのサイドブレーキが外れ、トラックは物資を載せたまま池に沈んでしまった。

ジーザスはトラックのドアにぶつかって気絶していたが、リックはジーザスが格闘の最中にウォーカーからダリルを助けたことを指摘すると彼を連れてアレクサンドリアに戻り、デニースに診せた後地下室に入れたが彼は地下室を抜け出してリックに対話を求めた。

ジーザスはリック達に自分がヒルトップという農畜産物を生産している共同体の一員であることを明かし、他のコミュニティと取引契約を結ぶ役目を担っていると伝えた。自分が真実を伝えていることを証明するためにヒルトップに来て欲しいと言うジーザスの提案を受け入れ、リック・ダリル・ミショーン・グレン・マギー・エイブラハムがヒルトップへ向かった。

ヒルトップのリーダーであるグレゴリーと交渉がまとまる前に、ニーガンとの取引に行っていたヒルトップの住人が帰還してグレゴリーを殺そうとし、リック達が彼らを鎮圧するとジーザスは「ニーガン」が救世主という集団のリーダーであることやヒルトップが救世主と不利な取引をしていることを明かした。

リック達は救世主がアレクサンドリアへ侵攻してくる可能性も高いと考え、ヒルトップとの間に物資と引き換えに救世主を殲滅するという契約を交わした。 ジーザスはリック達と共に救世主の拠点の一つへ向かい、当初は外で待機していたが警報がなり始めると拠点内に入り戦闘に加わった。

アレクサンドリアが救世主の支配下に入ると、マギーは身を隠すためサシャと共にヒルトップで暮らすようになった。 ジーザスは2人との間に信頼関係を築いたが、2人を追い出そうとするグレゴリーとの仲は険悪になり、グレゴリーはヒルトップのリーダーにはもはやふさわしくないと考えるようになった。

サシャからの頼みを受けてジーザスはニーガンの居場所を掴むため救世主のトラックに忍び込んだ。先にトラックに潜んでいたカールとは別行動になり聖域に潜入したジーザスは、脱出してきたダリルと共にヒルトップへ戻った。

ジーザスはアレクサンドリアと力を合わせて救世主と戦おうとグレゴリーを説得しようとしたが、グレゴリーはそれを拒否した。しかしヒルトップの住人達は戦闘への協力を申し出、ジーザスは更なる戦力を得るためリック達を連れて王国へ向かった。

王国でエゼキエルとリックの交渉が行われたが、エゼキエルは現在の王国の平和を失いたくないと共闘を断り、代わりにダリルを王国に匿うと申し出た。 王国からの帰り道でアレクサンドリアに救世主が向かっていると知ったリックは、ジーザスとサシャをヒルトップに戻らせた。

マギーは次第にヒルトップの住人達の信頼を得て、ヒルトップでリーダーとして認められ始めた。マギーとサシャはジーザスのトレーラーハウスで暮らしていたが、そのことをマギーが謝罪するとジーザスは孤児院出身で人に囲まれて育ったから気にしないと言い、今まで人付き合いが苦手でボーイフレンド達ともうまくいかなかったと明かした。

サシャはニーガン暗殺のため準備を整えていたが、ジーザスは彼女の説得に失敗した。

ヒルトップに救世主が現れカーソン医師が連行されると、ジーザスは救世主に医師を渡したグレゴリーを責め、2人の信頼関係は破綻した。

リック達がオーシャンサイドに向かった際にはジーザスも同行し、その後は共にアレクサンドリアに戻ってドワイトへの尋問に加わった。

ロジータはドワイトを信用できないと言ったが、ジーザスはドワイトがいればサシャを取り戻す機会が生まれるかもしれないと擁護した。

アレクサンドリアで救世主とリック達の戦いが始まると、ジーザスはヒルトップの住人達や王国と共に駆けつけ、救世主達が撤退した後はサシャを探して森に入った。ジーザスは悲痛な面持ちでウォーカーと化したサシャを地面に押さえつけ、マギーが涙ながらに止めを刺した。

ジーザスはリックやエゼキエルと共に装甲車で聖域へ行き、一斉射撃に加わった。 その後は救世主の拠点の襲撃に加わり、タラと共に救世主のメンバーの1人を見つけたが、失禁しながら命乞いをする彼に同情しタラを「彼を殺さず拘束しよう」と説得しようとした。しかし銃声に気を取られた隙に男はジーザスを人質に取りタラを脅し、ジーザスは逃れたものの彼を殺さず結局拘束するに留まった為、タラを怒らせた。

拠点で投降した救世主達の中にベンジャミンを殺したジャレッドがいるのを見たモーガンはジャレッドに銃口を突きつけたが、ジーザスは「投降した者は殺さない」と主張しモーガンを止めた。

シーズン 9

リックが消えた後、マギーがジョージーのグループに参入するとジーザスは新しいリーダーに選出された。責任を嫌うジーザスの気持ちを察し、タラはヒルトップに移り住んで彼のサポートをするようになった。

ある時ヒルトップを密かに抜け出したジーザスはアーロンと出会い、付近から聞こえてきた銃声を調べるために移動し、そこで負傷したロジータを見つける。ロジータはユージーンを小屋に置いてきたと言ったが、ジーザスとアーロンは翌日ユージーンを探しに行くと約束し、彼女を連れてヒルトップへと戻った。 ジーザスはタラから「あなたがしょっちゅう抜け出して不在にしているのをヒルトップのみんなが知っている」と叱られ、翌日のユージーン捜索には加わらずヒルトップに残るよう告げられる。

翌朝、ダリル・キャロル・ヘンリーがヒルトップに到着するとジーザスは「次回は必ずヒルトップに残る」とタラに約束し、ダリル・アーロン・ドッグと共にユージーンの捜索に出かけた。

ユージーンは付近のウォーカーを「あれは普通の群れじゃない」と言うがダリルは信じず、ジーザス・アーロン・ユージーンと別れてドッグを連れウォーカーの群れを誘導すると言い別行動を取った。 ダリルと別れたジーザス達は霧の立ち込める墓地にたどり着いたが、何者かに門を閉められ閉じ込められてしまう。彼らはウォーカーと戦い始めたが、そこへダリルとミショーン、マグナ、ユミコが現れ加勢する。

しかしジーザスはアーロンとユージーンを逃がすためウォーカーに立ち向かっていったところを、一体のウォーカーに突進され胸を刺されてしまった。 アーロンがジーザスの元に駆け付けたが、ジーザスはすでに死亡していた。

ジーザスの遺体は仲間たちによってヒルトップへ連れ帰られ、葬儀が行われた。