ウォーキング・デッド Wiki
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リジー・サミュエルズ(Lizzie Samuels)は本作中に登場するキャラクター。 フロリダのジャクソンビルに住んでいたが、その後父のライアン・妹のミカと共に刑務所のメンバーに加わった。 ライアンの死後はキャロルが保護者として面倒を見ていた。


人物像[]

リジーは問題を抱えた少女であり、ウォーカーが蔓延するこの世界と上手く折り合いをつけることができていなかった。

正直であろうと努力し、他者のために行動しようと努めていたものの、他人に対して攻撃的になる傾向や動物を虐待する傾向があった。 また、悲観的になりがちであり、誰かの姿が見えなくなると死んだのではないかと推測していた。 子供らしい喜びや楽しみも持ち合わせていたものの、シーズン4では急激にリジーの闇の部分が露になっていった。

リジーの最も特徴的な性質としてはウォーカーに対する異常な捉え方が挙げられる。 リジーにとってウォーカーは普通の人間と「ただ違うだけ」であり、人間への脅威とはなりえないと思い込んでいた。 名前をつける・餌を与える・「友達」と呼ぶなどウォーカーに不気味な扱いをし、ウォーカーが自分に話しかけてくるとも言っていた。 パニックを起こした時にミカやキャロルに花を見るよう指示されていることなどから、おそらくリジーは何らかの精神疾患を抱えていたものと思われる。

不思議なことにリジーのウォーカーへの見方はころころと変わり、ウォーカーが危険なものと認識してウォーカーの攻撃を受けないよう身を守ったり仲間からウォーカーを遠ざけようとすることがある一方、ウォーカーは友達であり少なくとも危害は加えてこないと見ていることもある。

以上のことを除いても、「ウォーカーは姿が変わっただけの人間だ」という自説を証明するために妹のミカを何の躊躇いもなく殺し、ミカが転化するのを止めようとしたキャロルを妨害したことから、リジーが精神病であることは明らかである。


シーズン 4[]

嵐の前の静けさ[]

リジーは他の子供たちとフェンスの近くで遊んでおり、ウォーカーに名前をつけていた。 パトリックと共にリジー達の所へやってきたカールはそれを見て「ウォーカーは人間じゃない、人間を殺す危険な存在だ」と言い名前をつけてはいけないと諭した。 しかしリジーは「人間も人間を殺す」と反論し彼らにもまだ名前があると主張し、転化の様子を見たこともあると語った。

リジーはミカと共に本読みの会に参加し、キャロルからナイフの使い方を教わった。


新たな脅威[]

リジーはウォーカーが棟内に現れたことを知らせるため、刑務所から駆け出し助けを求めて叫んでいた。 その後父のライアンがウォーカーに咬まれて瀕死の状態になると妹のミカと共にキャロルにライアンの元へ連れて来られ、ライアンはリジーにミカを頼むと伝えると死亡した。 姉妹は悲しみに暮れ、リジーはライアンが転化しないよう自分で止めを刺すと言ったがいざナイフを手にするとパニックを起こし、ミカがリジーを落ち着かせている間にキャロルがライアンの頭を刺した。

その後、リジーとミカはフェンスの側にいるとキャロルが2人の元へやって来て「ライアンから2人の面倒を見るよう頼まれた」と伝え、リジーは弱い・勇敢になりなさいと言った。 しかしニックと名付けたウォーカーが殺されているのを発見したリジーは泣き叫びながら走り出した。 キャロルは再び2人の元を訪れるとリジーに強くならなければいけない理由を伝え、リジーの髪に花を飾った。 リジーはキャロルからナイフを受け取り、ベルトに装備した。


集団感染[]

リジーは隔離棟の前にいるキャロルの元へ行き「具合が悪い」と訴えたが、キャロルはリジーが自ら感染したのではないかと疑惑を抱いた。 キャロルはリジーにハグをするとグレンにリジーのことを頼み、ドアを閉めマスクを外すと悲しみを露にした。


傷だらけの絆[]

キャロルはリジーの見舞いに行きリックと物資調達に行くことを伝えたが、リジーはいつも物資調達に行くダリルは死んだのかとキャロルに尋ね、みんな次々に死んでいくのは悲しいことだが、蘇るから問題ないと言った。

キャロルはリジーを諭し、自分の身に危険が迫ったら殺すことを躊躇するなと伝え、すぐ手に取れるところにナイフを持っておきなさいと言ったが、その時リジーはうっかりキャロルを「ママ」と呼び間違えた。


遠のく希望[]

リジーはルークと共にA棟に隔離されていた。 ヘンリーが転化してグレンを襲おうとした時、リジーはヘンリーに呼びかけ階段をゆっくりと降りながらヘンリーを誘導し、グレンを助けた。 ヘンリーを誘導している間にリジーは転倒し、ウォーカーがリジーに倒れかかり咬もうとしたが、ハーシェルがリジーを助けた。


最期の決戦[]

リジーはほぼ全快した様子を見せ、刑務所への襲撃が始まるとミカ・モリー・ルークを「キャロルに言われたように強くならなくてはと」と説得した。

その後、リジーはミカと共にアリシアや他の敵を倒してタイリースの命を助けたが、刑務所内にウォーカーがなだれ込んできておりバスも既に脱出してしまっていた。

リジーとミカは脱出方向とは別の方向へ走り出し、タイリースは2人の後を追った。


生存者たち[]

リジーはタイリース・ミカ・ジュディスと共に移動していた。 ミカはキャロルを恋しがり、不安を隠せないでいたが、リジーはミカを励ました。

リジーはジュディスの世話をしているタイリースの目を盗み、密かに数匹の生きたウサギの足を切断するという精神病的行動をしている。

タイリースが遠方からの叫び声を聞いてリジーとミカ・ジュディスを残して出かけていくと、リジーはジュディスの泣き声でウォーカーが集まってしまうのを防ぐためジュディスの鼻と口を手で塞いだが、その様子はジュディスが呼吸できず苦しむのを見て楽しんでいるようであり、ジュディスに夢中になっていたリジーはミカが助けを求める声にも気づかなかった。 その後キャロルがリジー達を見つけ、4人はタイリースと合流した。


正気な狂気[]

リジーはタイリースとミカが眠っている間見張りをしており、キャロルとソフィアの話をしていた。 キャロルがリジーにもう寝なさいと言うと、リジーはキャロルに愛していると伝えてハグをした。

移動中、線路にはまって動けなくなっているウォーカーに遭遇した時、タイリースはそのウォーカーを殺そうとしたが、リジーは「ウォーカーを殺さなければいけない時もあるが、殺さなくてもいい時もある」と言ってタイリースを制止した。

5人はペカンの木立に囲まれた無人の民家にたどり着き、タイリースとキャロルは家の中の安全を確認をしに入っていった。 リジーとミカは庭でジュディスと共に待っていたが、家の中にいたウォーカーが外廊下から庭に落ちて来て素早くリジーに這いよってきた。 リジーはジュディスを抱いたまま恐怖で動けなくなり、ミカがウォーカーの頭を撃ってリジーを助けた。 しかしリジーはウォーカーが殺されたのを見て涙し、キャロルに泣いている理由を聞かれると「言いたくない」と答え、ミカはリジーに「いつものように花を見るといい」と言い一緒に数を数えた。

この家にしばらく滞在することになり、外でウォーカーと「遊んで」いたリジーはキャロルにそのウォーカーを殺されて激昂し「私の友達を殺した」「殺す必要はなかった」とキャロルを激しく責めた。

その後、リジーは以前見かけた線路にはまっているウォーカーの元へ行き、持ってきたネズミを餌としてウォーカーに与えた。 駆けつけたミカはウォーカーは恐ろしい存在だと諭したが、リジーはミカが間違っていると言い、自分もウォーカーになりたいと言いながらウォーカーの口の前に手を差し出した。

その時焼け焦げたウォーカーの大群が現れ、リジーはミカに手を引かれて走って家まで逃げ戻ったが、覚悟を決めたようにキャロル・タイリース・ミカと共に数体のウォーカーを倒した。 キャロルに「ウォーカーがどういうものかわかった?」と聞かれたリジーは「今やるべきことがわかった」と答え、ミカと一緒に楽しそうにキャロルのペカンの殻剥きを手伝った。

翌日タイリースとキャロルが鹿を探しに森へ出かけている間、リジーは「ウォーカーは姿が変わっただけの人間だ」という自説を証明するため、ミカの胸を刺して殺した。 タイリースとキャロルが民家に戻ると血まみれの手にナイフを持ったリジーがミカの遺体の横に平然と立っており、ジュディスが次の犠牲となるのを恐れたキャロルはリジーに銃を渡すよう話しかけ、ミカの転化を待って欲しいというリジーに同調するふりをして説得に成功した。

キャロルはタイリースとリジーの今後について話し合ったが、結論を出したキャロルはリジーを家から離れた木立の中へ連れ出した。 その途中でリジーはキャロルの様子がおかしいことに気づくと、キャロル達に銃を向けてごめんなさいと謝り、怒らないでと泣き出したが、キャロルはリジーに花を見なさいと言うとリジーの背後からリジーの頭を撃ち抜いた。 タイリースとキャロルは家の庭にミカとリジーを埋葬した。

シーズン 5[]

ふたり[]

リジーはミカと共に遺体としてキャロルの掘った墓穴に入れられる直前の姿が登場する。


弔いの帰郷[]

リジーはミカと共に瀕死のタイリースの幻覚として登場する。


トリビア[]

  • リジーには精神的不安定と適応障害が見られる。
    • リジーはウォーカーに名前をつけ、ウォーカーは今でも人間だ・友達になりたがっているだけだと主張した。
    • リジーは生きたネズミを餌としてウォーカーに与えていた。
    • 解剖され板に貼り付けられた小動物が刑務所内で見つかったが、これは後にリジーの仕業だと判明している。
    • リジーはジュディスを窒息死させようとしていた可能性がある。
    • リジーはキャロルに対しアリシアの頭を撃つつもりはなかった、頭を撃たなければウォーカーになって戻って来られたのに、と伝えている。
    • ウォーカーに追いかけられていることを「遊んでいる」と捉えていたリジーは、そのウォーカーを殺したキャロルに激しく怒りをぶつけ、ただ遊んでいただけだ、あのウォーカーは友達であり誰も傷つけたりはしないと主張した。
    • リジーはミカに対し「ウォーカーの声が聞こえる」と語っているが、これは精神病の症状のひとつであると思われる。更にこの時、リジーは自分をウォーカーに咬ませて転化したいという意志を見せた。
    • ミカを殺した後キャロルに連れ出されたリジーは、キャロルが自分と2人で話したい理由は自分がキャロルとタイリースに銃を向けたことを怒っているからだと思っており、ミカを殺しジュディスも殺そうとしたことを重大には捉えていない。
    • ミカとキャロルの会話やミカがリジーのパニック時に花を見るよう指示していることから、リジーの家族はリジーの精神的不安定に気づいていたものと思われる。
  • リジーのキャラクターはコミック版のベンに非常によく似ている。リジーはキャロルとタイリースにミカが生き返れば同じミカだとわかると証明するためミカを殺したが、これはコミック11巻のベンがビリーを殺した理由と同じである。
  • リジーとミカは姉妹であるが明らかに行動・性格が違う。
    • リジーは生き物を殺すことに何の躊躇いもないが、ウォーカーや転化する直前の人間を殺すことができない。一方ミカはウォーカーを倒すことはできる。
    • ミカはリジーより年齢が下であるが、リジーより理性的で大人びている。
    • リジーは年下のミカと同様の子供っぽさを持ち、危険の中にも飛び込んでいくが、一方ミカは危険から逃げようとする傾向がある。
    • リジーは特にウォーカーを殺すという状況においてウォーカーのことを理解しているようなそぶりを見せたり理性を失ったりすることが多いが、一方ミカは周囲に危険が及ばない時には常に冷静であり落ち着いている。
  • リジーが刑務所内で蔓延した感染症に本当にかかっていたかどうかは不明なままである。しかしリジーの傾向からして、住人達が転化する様子を間近で見たいがために感染したふりをしていた可能性がある。


登場人物
グライムズ一家 リックローリカールジュディスR.J.
キング郡 シェーンランバートレオンポーラ
ジョーンズ一家 モーガンジェニーデュエイン
アトランタの生存者キャンプ グレンアンドレアT-ドッグモラレスジャッキーメルルデールダリルキャロルソフィアエドエイミージムミランダルイスイライザ
アトランタの老人ホーム ギレルモフェリペミゲルジョージジルベルト
ジェンナー夫妻 エドウィンキャンディス
グリーン農場 ハーシェルマギーベスオーティスパトリシアジミーアネットジョセフィンショーンアーノルド
ザ・リビング デイヴランダルネイトショーントニー
ミショーンのグループ ミショーンアンドレマイクテリー
刑務所の囚人達 アンドリューアクセルオスカートーマスビッグ・タイニー
ウッドベリー 総督ペニーマルチネスシュンパートミルトンカレンヘイリースティーブンスローワンリチャードガルジュリオジャネットマクラウドジェイコブソンオーウェンエリングレッグフォスター夫人アイリーンノアポールジョディウォーレンクローリーティムリチャーズリチャーズ夫人マイケルベティエミリー
州兵 ウェルズ中尉ウィルソンブレイディショーンフランクリンキャラウェイコックス
タイリースのグループ タイリースサシャアレンベンドナ
刑務所の新メンバー ザックパトリックケイレブライアンリジーミカフリオボブルークモリーヘンリーノリスデイビッドチャーリークロエ
チャンブラー一家 タラリリーメーガンデイビッド
マルチネスのグループ ピートミッチアリシアハワード
フォード一家 エイブラハムエレンA.J.ベッカ
刑務所脱出後の生存者 ロジータユージーンゲイブリエル
クレイマーズ ジョーダンビリーハーレートニーレンルー
終着駅 メアリーギャレスアレックスマーティングレッグテレサアルバートマイク
グレイディ記念病院 ドーンスティーブンノアラムソンシェパードゴーマンジョーンリカーリフランコマギンリーベロタナカアルバラードオドネルジェフリーズギャビンパーシーハンソン
アレクサンドリア共同体 ディアナエイデンスペンサーレジアーロンエリックピートジェシーロンサムイーニッドトビンニコラスヒースデニーススコットマイキーオリビアフランシーンブルースカーターボブナタリーバーバラエリンケントシェリートミーステイシーアンナデイビッドベッツィーマイケルウィルアニースタージェスバーンズホリーリチャーズカイルノラソコーロアレックスジェンウェインロビンソン夫人シェリルラスルーシージェフリーサマンサボビーシャーリーンディネシュダンエイドリアンパークマヤオハラヴィンセント
ウルブス オーウェンエイフィッド
救世主 ニーガンドワイトシェリーティナウェイドキャムサイモンゲイブローマンマイルズジローニールプリモポーラモリーシェルドニージャレッドギャビンローラカンアルデングレイシーアンバーターニャマークジーナポッターホセブルックメルジョンフランキーD.J.リッチーレジーナジェッドノリスアラットジャスティンデュークランスゲイリーレイリーアイヴァンケイティキーノデレクディーンゴメスポーリーデュークジアレオヤゴジョーイガンサールディトッドディーノハックネルソンマーラゴードンロイデイビッドエメットイザベルジョセフクリスジョージティミーアリスマーカスジョナブランドン
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王国 エゼキエルリチャードジェリーベンジャミンダニエルダイアンケビンヘンリーアルヴァロナビラウィリアムジェニーダナカートコルトンエズラアリーヤマリアムヨシュア
オーシャンサイド ナターニャシンディビアトリスキャシーレイチェルジュールズ
清掃人 ジェイディスタミエルブリオンファロンウィンスロー
ジョージーのグループ ヒルダミッジジョージー
マグナのグループ マグナルークコニーケリーユミコバーニー
囁く者 リディアアルファアダムベータザイオンラスムスショーンヘレンガンマダンテフランシスルーファスキース
ボルチモア サイラスアマンダラマーフランクローズマティアス
ハイウェイマン アレクオジーアルフレッドマーゴ
ジョスリンのグループ ウィニーP.J.ジーナライナスミッチェルジョスリン
ブルーズワース島 バージルルーシーセレステジェレマイアリサ
The Wardens イライジャコールマヤエインズリーガスビリージェンフロストテレサアガサダンカン
収穫者 モンタニオリアフィッシャーワシントンブーンオースティンカーヴァーマンシーポープデーヴァーアンチェタパウエルポールボッシーターナーニコルズマシュー
メイズ一家 メイズメイズの兄メイズの兄嫁
コモンウェルス マーサークラークエヴァンスソレンソンガルシアバスケスホーンズビーマックスシーラトミエレインジョンリヴィッツゼルケイシーチャールズセバスチャンマーカスケイラウィリアムパメラタイラージョンソンセレステトーマスキンタナサリーアレクサルイスカッツマーフィーローマンジャンキャリーテオトビージェシージェイクグリーンクロウハートホッジスヴィッカーズアルヴェスダグラスベイカーキャッスルハウエルリムマクヒューロスエイプリルロマーノフィリップスヘンダーソンマルテンスマルテンス夫人メイキャプテンアッティラロタールキャスリーンレナウィルソンジョーンズネルソン監督官ロバーツマリアンサンボーンローズアントンブルックス
リバーベンド アニーイアンハート
その他の生存者 サムアナクララブレーク夫人クリストファーイーストマンセディクウィルヘルムレスリーマイロアメリアエイデンベイリープリンセスルシールフランクリントムジェシー
動物 ネリーフレイムバイオレットハンターデュークボタンタバサシヴァドッグ
ウォーカー サマーハンナウェインダグルイーズエリンニックエディトニービルジョーカーラデリー
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